ウエスコホールディングス(6091)優待新設、2020年7月期第三四半期は営業利益大幅増加

総評:大幅増益決算と優待新設を発表。2.5%の配当利回りに、水族館優待券(入場料2200円)を配布すると発表。優待利回りと配当利回りを合わせた配当+優待利回りが8.28%となり、夜間取引ではストップ高。

株価:386円 時価総額68.4億円

優待:新たに水族館入場券を1枚配布。

7月末の株主に対し、1枚配布
四国水族館の入場料は2200円

優待利回りだけじゃない、業績は絶好調

高い優待利回りが目に付くウエストホールディングスですが、実際の業績は好調そのもの。通期での連結経常利益は前年同期比52.2%増の14億900万円に対し、通期計画は8億3000万円でしかなく、上方修正が有力視されます。

財務体質も万全、無借金

SBIのツールからの引用ですが、有利子負債が0で自己資本比率83.1%! しかも保有現預金が75億円程度と、時価総額に近い金額を保有していることからもバリュー株として魅力的な財務体質です。

フリーキャッシュフローもプラス

コロナの影響も……

[東京 15日 ロイター] – ウエスコホールディングス<6091.T>は買い気配。12日、2019年8月─20年4月期の連結営業利益が前年同期比54.2%増の13億5500万円だったと発表、足元の好業績が好感されている。主力の総合建設コンサルタント事業の環境は、国土強靭化に基づく整備のための補正予算の成立などにより堅調。現 時点で、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う事業への影響は軽微としている。
20年7月期の連結営業利益予想は前年比7.5%増の8億円で修正せず。スポーツ施設運営事業・水族館運営事業において、部分的に施設の営業の自粛や営業時間の短縮などを行っており、今後の経過によっては業績に影響を及ぼす可能性があるという。

ホットストック:ウエスコHGは買い気配、足元の好業績を好感-ロイター

第四・四半期(5-7月期)は例年赤字

2018年、2019年の5~7月期は何れも営業赤字。ただ、それほど大きな赤字を出していないので、今期も同様の数字と思われます。短信にも「現時点において、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う事業への影響は軽微であると予想しております」と記載がありますので、大きな赤字となる懸念は少ない気がします。懸念はロイターの記事で指摘があった通り、スポーツ施設運営事業・水族館運営事業ではないかと思います。

4Qは毎年苦戦

典型的なバリュー株、長期保有が吉

結論としては、典型的な万年割安株に該当する気がします。一方で、バリュー株投資を進めている光通信が大株主に入り、株主数も4528名(会社側ホームページ)、現在の上場区分が東証二部ということなので、優待制度導入による株主数増加が、東証一部指定替えを後押しする可能性もあり、100株だけ保有してのんびり長期保有するのも良いと思います。

当サイトの情報に全面的に依拠して投資判断を下すことはお控えいただき、投資に関するご決定は皆様ご自身のご判断で行うようお願いします。

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