会社四季報2020年3集 夏号 悲惨な数字が並ぶ……


新しい発見があると良いのですが……

↓↓大幅減額↓前号比減額 多過ぎ問題

今期はコロナ禍の影響で業績未発表の会社が多い中、四季報の予想はひとつの指針になります。

中でも欄外に東洋経済が前号と比較して、欄外に「業績の変化」注釈・見出しを付けていますが、今期はコロナ禍の影響の為、このような下の矢印が付いた見出しが多いです。かなり酷い有り様です……。

欄外の注釈は前号からの営業利益修正率

何となく理解はしていましたが、正式には下記のような変化が生じた場合、注釈を付けるそうです。

  • 大幅増額……30%以上の増額
  •   増額……5%~30%の増額 または ゼロから黒字
  • 前号並み……5%未満の増額・減額
  •   減額……5%~30%の減額 または ゼロから赤字
  • 大幅減額……30%以上の減額

この注釈ですが、今回の四季報では「大幅減額」が多すぎて、どれもこれも酷い状況です……。

今期業績は極めて厳しい

軒並み悪いので、これはもう織り込み済みなのかもしれません……。

と言いますか、織り込み済みじゃ無いと株価は大きく調整する可能性があります……。分かってはいましたが、業績減額に配当金がかなり削減されている予想を見ると、これは本当に大変な事態になっているということが分かります。

例えば、私がコロナ禍の騒動で買ったダイキョーニシカワ(4246)の配当予測なんて悲惨です……。

「21.3予 配当0-5円」ですよ。酷すぎますよ……

意外に「不動産業種」が悪くない予想(今後減額か?)

そんな中でも、意外にわるくなかったのが不動産関連銘柄。

コロナ禍で家賃減額要請や銀行からの融資厳格化、外出規制によるモデルルーム閉鎖などのマンション実需減退、投資不動産への利回り要求の高まり(不動産価格低下)……。

こうした現象が起きていると聞いていた為、かなり酷い決算予想になっているとおもいましたが、意外にそうでもないのが驚きでした……。

ただ、会社側が強気なだけで四季報予想もそれに引っ張られている可能性もありますので、あまり信用しすぎるのも宜しくないと思います。今後減額修正されていくではないかと警戒しています。その顕著な例がパーク24です。

パーク24の衝撃決算と四季報予想

26日発売の最新四季報予想では営業利益170億円、配当も維持という不動産業に分類されるパーク24。ただし、四季報発売前の16日にはすでに大幅下方修正240億の赤字に転落しており、配当も無配。この差額は酷すぎませんか? どんな取材しているのか疑問になります……。

ただし……。欄外の注釈「大幅弱気 泣き顔マーク2個」が付いていたので、ある程度四季報でも減額可能性を指摘していたという点では、欄外注釈は大事だと思います。

もし、ご自身が注目している銘柄にこの泣き顔マークがあればある程度減額される可能性を事前に織り込んで数字を見る必要があります。

四季報では今期は黒字、配当も維持される……はずでした
一転して、既に発売前の時点で242億円の赤字転落。

四季報も万能では無い。信用しすぎるのは駄目

四季報の記者も全てを見通している訳では無いので、どうしても間違いやズレなどがあるでしょう。そのため、四季報を信頼するだけではなく疑うことも必要になってくると思います。それが今期の不動産業種への予測業績数値だと思います。

不動産は扱う金額が大きい為、ブレも多く実際に決算を締めてみないと分からないため、ある程度割り引いて考える必要があると思います。

この数値は本当に正しい…………?

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