2020年アメリカ大統領選挙を仮想通貨で予測する「トランプ先物」ver.2

7月3日に当ブログでアメリカ大統領選挙における、仮想通貨先物「トランプ先物」が上場しているという記事を書きました。今から3週間ほど前の話ですが、その頃からバイデン候補の支持率が上昇していたので、改めてトランプ先物を使ってバイデン有利は真実なのか、という記事を書いたのですが、今回はそれをアップデートし、3週間たった今はどの程度変化が見られるのか、を検証したいと思います。

バイデン先物は高値キープ。圧倒的、有利

バイデン先物は高値維持という形となり、58.2ポイントから58.3ポイントと0.1ポイントの上昇に留まっています。よく言えば高値圏のもみ合いであり、悪くいえば伸び悩みとも言えます。

トランプ先物は底割れ、下値模索

一方のトランプ先物ですが、以前は40.2ポイントだったものが39.6ポイントに下落しております。40ポイント割れの下値模索という状況です。

全体の世論調査ではバイデン有利、トランプ伸び悩み

CBSの世論調査では激戦州のミシガン州でもバイデン氏有利の数字が出ています。仮想通貨の結果や世論調査の数字を見るとバイデン氏が次期大統領候補となる可能性が高まってきています。

ただ、トランプ大統領の二期目がほぼ消えたのか? といえばそれは違うと思います。現職大統領の強みはこれから発揮されるものではないかと思いますし、何より最重要州であるオハイオ州の世論調査の数字がかなり面白いものになっているのが見逃せません。

オハイオ州のCBS世論調査ではトランプやや有利

たった選挙人が18人しか割り当てられていないオハイオ州ですが「全米の縮図」と言われており、オハイオで勝てない候補は大統領になるのは難しい、とされています。

中西部オハイオ州は、人口が1100万人と全米で7番目に多い州で、18人の選挙人が割り当てられています。人種の構成や産業の分布が全米の平均値に近いことから、「アメリカの縮図」とも呼ばれています

https://www3.nhk.or.jp/news/special/2016-presidential-election/tossup_states4.html

そのオハイオで、CBSの世論調査ではトランプ大統領はバイデン候補を僅かですが上回っているのです。全米の世論調査ではバイデン氏が有利だったにも関わらず、オハイオではトランプ氏が逆転している状況は意外に選挙戦そのものは拮抗している可能性があります。

そもそも2016年の大統領選挙も世論調査では負けていた

世論調査の結果、バイデン候補が有利と思われておりますが、オハイオ州の情勢を見れば意外に選挙戦は接戦である可能性が見て取れます。しかも、下記の引用文を見れば2016年の8月頃の情勢と、2020年7月現在の状況は、極めて似た状況にあることが分かります。

さて、9月からクリントン候補とトランプ候補とによる選挙キャンペーンも11月に向けて終盤を迎えることとなりますが、現状ではクリントン候補がかなりリードしています。8月22日の世論調査では、クリントン氏の支持率が45%、トランプ氏が33%と12%のリードで、この差を埋めるのはかなり厳しいというのが一般的な見方です。

https://fx-rashinban.com/a1232
https://www.tokyo-np.co.jp/article/39700

東京新聞によると6月末ごろのバイデン氏支持率は50%弱。一方のトランプ大統領は40%程度。両者で約10%の支持率の差が開いているのですが、これは2016年の8月の世論調査(クリントン氏の支持率が45%、トランプ氏が33%)とかなり近い数字となっています。

実際、トランプ氏は11月に選挙戦でヒラリー有利の下馬評を覆し、大統領になった経験があるので、バイデン氏に負けている現状をそれほど問題視していない可能性があります。

結局の所、バイデン氏がトランプ大統領に勝つことがマスコミなどで既定路線化されつつある印象がありますが、二期目を目指す現職大統領を負かすのは、そう簡単では無いと言えるでしょう。

11月に向けて、相場では波乱覚悟

選挙戦が進むにつれ、是が非でも大統領を続けたいトランプと、何としても横暴大統領を追い出しホワイトハウス奪還を目指す民主党・バイデン氏との激しい選挙戦が繰り広げられることでしょう。

その煽りを受けて、中国関連銘柄などは相場の波乱に付き合わされることでしょうし、日本株全体もアメリカ株の動向次第で、大きく振れる展開を覚悟しておく必要があります。

なるべく、安全運転・キャッシュポジション厚めで、積極的にキャピタルゲインを狙いに行くことを避ける……などでしょうか。ダブルインバースで備える、という手もありますね。

いずれにしろ、アメリカ大統領選挙や秋頃に噂されている日本の衆議院選挙なども相まって、難しい相場展開が予測されますので、ぜひお気を付けて投資を続けて下さい。

当サイトの情報が全て正しいとは限りません。当サイトの情報に全面的に依拠して投資判断を下すことはお控えいただき、投資に関するご決定は皆様ご自身のご判断で行うようお願いします。

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