7/31 日経平均、月末の大暴落 21710円 -629円(-2.82%)

悪材料が押し寄せる……
今日の東京株式市場はほぼ全面安。簡単に確認できただけでも、これだけの悪材料が噴出しました。
- ドル円が暴落、円高進行
- 東京都を筆頭に、コロナ感染者の急増による休業要請
- 日本株の決算発表に伴う、実態悪の折り込み不足
- 前日のGDP発表が大幅悪化によるアメリカ株の軟調
- トランプ大統領の大統領選挙の延期発言
- 月末・週末の処分売り
- GDP悪化によるアメリカ株への投資縮小に伴って、海外の年金資金が日本株のポジションも縮小
前日のアメリカ株は「26,313.65 -225.92ダウ平均 -0.85%」で、一時500ドル安だったため、日経平均先物・夜間では22000円を割る場面もありました。アメリカ市場は一端の反発をみせ、-225ドル安で終了しましたが、引け後にGAFAの決算が立て続けに有り、いずれも好決算だったため、ダウ先物は急反発。日経平均先物も釣られる形で22300円台を回復しました。
しかし、場が始まってからは、右肩下がりの大暴落。まったく反発する気配も無く、どんどん安くなる展開に。アジア市場では中国株や台湾・韓国株も小幅安程度だったのに対し、日本株だけ急落。
内需株・株主優待銘柄が集中的に暴落
特に決算が悪かった銘柄や、東京都の休業要請の対象となる外食系の銘柄がスルスルと下げていく展開になり、為す術無しでした。カラオケのコシダカ、外食のすかいらーくなどは3月安値を伺う展開で、ルネサンスは4月安値割れ、百貨店株の三越伊勢丹も同様。
これまで高値を更新してポートフォリオの毀損を和らげてきたコーナン商事・ノジマなども今日は大幅安。今日、数多あるポートフォリオ内でまともに上昇したのは、クオカード2000円の株主優待を実施している東京鐵鋼(5445)のみという有り様でした。
心が折れそうになる……
正直、連日ここまで下げていくとどうにもなりません。穴の開いたバケツにせっせと水を入れているようなもので、高配当銘柄や株主優待銘柄を毎月追加してポートフォリオを充実させようとしても、評価額はバンバン下がる、決算通過する度に配当金は下げられる、しまいには株主優待まで廃止・改悪のラッシュ。
いくら何でも、心が折れそうになります……。
ただ、自分が弱気に傾いて幾つかの銘柄を損切りしたりすると、大体反発するので、私がこういう心理状態になってきたということは相場はそろそろ底じゃ無いかな? と思ったりします。

狙い目は成長株か、ボロボロの優待株・高配当株か?
こういう相場の反転は、だいたい成長株から持ち直し、最後にバリュー株という展開が多いので、成長株を仕込むことにしました。ケアネット・メディカルデータビジョン・ギグワークスなどを追加で一時的に保有することにしました。何れの銘柄も「ウィズ・コロナ」系で、コロナが蔓延しても企業業績にはさほど影響の無い銘柄です。
ただ、長期的にはボロボロの百貨店株「三越伊勢丹、H2Oリテイリング、高島屋」とか、1600円台のキヤノン、300円割れのコニカミノルタ、2000円割れが常態化しつつある高配当のJTなどはすぐには反転しないものの、2年後とかにはそれなりに良くなっているのではないか、とも思いますので、いずれ買っていきたいと思います。
キヤノンは医療系分野と有機ELが有望ですし、JTはRRPのシェアが徐々に高まりつつあります。コニカミノルタは欧州の景気回復期待、百貨店は国内消費が回復するにつれて戻るのではないか……、という期待を持っています。
8月相場は難しそう……
アノマリーとして8月相場は上がらなく例え挙げたとしても1%台に留まり、下がる時は結構下げるもので8%安になることもあるらしいです。
8月といえば、株主優待銘柄の決算期が多く、優待目的の投資家にとってみれば重要な月です。優待権利日に向かって株価が高くなることが例年は多かったのですが、今年はコロナ禍の影響で業績がボロボロなので、例年通りには行かないと思われます。その中でも、小売・外食系は顕著でしょう。今までのように、利回り重視で安易に株主優待に飛びつくのは危険かも知れません。
とりあえず、為替は105円台に……
とりあえず、今のところ為替が反発しています。日本株の生命線は為替と言っても過言では無いので、何とか日銀短観で示された想定為替レートである107円-108円台に戻ってもらうことが必要と思われます。
もう暴落は遠慮してほしいものです……。

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