株主優待が消えてゆく…… 「平和(旧PGM)」優待改悪
平和グループでさえ、株主優待改悪
第一四半期決算が続く中で、比較的高利回りだった株主優待銘柄の改悪が立て続けに発生しております。簡単に挙げると……
KeePer技研・日本モーゲージ・プロパティエージェント・日本プラスト・フェイスNW・テンポイノベーション
これらの銘柄群はほぼ全て、優待制度を改悪しております。業績が良い銘柄であっても思い切った制度改悪に踏み切っており、株主優待を目的として投資している株主にはかなり厳しいダメージを与えております。

正直言って、インカムゲインを目的にしてポートフォリオを組んでいる私としては、大打撃と言える程の衝撃が連日、適時開示からのIRでもたらされるので、8月初旬からは鬱々とした日々を過ごしておりました……。
一端、株主優待銘柄への投資を控えよう……
もう、株主還元の縮小・株主優待の大幅改悪は「潮流」となりつつあります。業績が悪い企業が優待製を変更するのなら、まだ分かりますが、業績好調なKeePer技研や日本モーゲージまで続々と株主優待制度を改悪するのなら、何を信じて良いか分からなくなります。
インカムゲインが得られるからこそ、安定的な株式運用が出来ると踏んでいたのに、これではどうにもなりません。もはや、インカムゲイン投資そのものが成り立たなくなりつつあります……。
ならば、もう「コロナ禍」で業績を伸ばしている企業をPER無視・インカムゲイン無視で投資する他なく、株主優待改悪銘柄を売却した資金を成長株へ振り向けております……。
完全な宗旨替えと言えますが、現状では致し方ない。他に方法が無いので、我慢する他無いです……。
インカムゲイン投資から、成長株投資への宗旨替え
幸い、成長株へ投資した結果は良好です。コロナ禍で損切りせざるを得ない銘柄から、成長株へ振り向けたのですが、何れもそれなりの含み益となっております。
ケアネット(2150) +73%

メディカルデータビジョン(3902) +33%

ギグワークス(2375)+56%

これらはたまたま偶然含み益になった銘柄群ですが、何れもインカムゲインで得られる数字とは一桁違うもので、成長株投資の威力を改めて見せつけられた気がします。
高配当銘柄や高利回りの株主優待銘柄を追い求めたとしても、コロナ禍だから株主優待を削減しても責められない、という風潮が上場企業の間で醸成されてしまえば、インカムゲイン投資という方法論では歯が立ちません。
そうであるならば、今は宗旨替えと言われても成長株投資へ向かわざるを得ない……のが現状です。
コロナ禍というパラダイムシフトを生き残る
世の中が明確に変わりつつあるのだから、投資もそれに併せて変化させていく必要があります。
今は耐える必要がありますが、災い転じて福となす・禍福はあざなえる縄の如し・人間万事塞翁が馬 ……という言葉もありますので、この選択が将来の収益増加に繋がることを信じて、前に進みたいと思います……。

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